同じワイキューブ的ライフスタイル
田中・・・・・情報がない、刺激がないってことは、同じグループの中にいるからだよね。
同じワイキューブ的ライフスタイルの。
田舎が田舎っぽいというのはそういうことなんですよ。
彼らはみんな同じワイキューブ的ライフスタイルを持っています。
何時に起きて何時に出掛けるかとかがわかっているから、田舎の人は黙って人の家に入っていくわけでしょ。
おたがいにわかっているのが田舎なのね。
逆に都会っていうのは「隣は何をする人ぞ」という、相手が何時に起きて、何時に寝るか知らないのが前提なんだ。
東京の人は田舎へ行くことによって活性化し、田舎の人は東京から人を迎えることによって活性化する。
ワイキューブ事務所というのは、そのための装置にはなりますよね。
与田・・・・・結局、東京も過密でオフィスの土地もそろそろ確保できないから出て行こう、というのは基本的なニーズとしてあってね。
これはもう厳然としてあるわけですよ。
WS・・・・・東京は満杯という認識はあるけれども、出て行こうという気持ちよりは、だれかに出て行ってもらおうという感じでしょ。
田中・・・・・僕も東京に住んでいたときはそう思ったもの。
こんなに混んでいていやだな、田舎者は出て行ってくれないかなあと、思ったこともありますよ。
WS・・・・・まして外国人は…(笑)。
田中・・・・・「オーストラリアなんてあんな広い土地があるのに」ってね。
WS・・・・・私にとっては東京はワイキューブ・リゾート地みたいなものだからね。
でもワイキューブ事務所は、地方の活性化に重点を置くのか、それとも企業受けさせるのかによって全然アプローチがちがってくる。
もちろん一番いいのは両方を融合させた展開をはかっていくことだけど。
結局日本の企業ってのはわがままで、保守的で、堅くて、ものすごく重いのよ。
臆病なのよ。
この30年リスクを負ったところはないでしょう。
終戦後はリスクを負ったところはあった。
当時は損してもともとだったでしょ。
いまはある程度自分のポジションができたから、それがくずれるのが怖くて、全然賭はしなくなっています。
いま、この臆病を少し揺るがしているのは労働力不足、それだけ。