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ワイキューブ・リゾートでも仕事ができる

田中・・・・・ある意味では「ワイキューブ・リゾートでも仕事はできるよ」とか、「自由にやっていいんだよ」ということは、それを推し進めていくと、最終的には企業を解体させることにつながりますからね。


その意味では逆に、自らを解体させるような萌芽を含んだものをとり入れなければサバイバルができないような状況になりつつある、ということかもしれない。


たとえばワイキューブ事務所村みたいなものができたとしたら、そこで定住する人もいるでしょう。


この村が気に入ったから、転勤を断って会社を辞める、という人が出てくるかもしれない。


でもそれでは企業は困るわけですよね。


定期的な配置転換というのが企業にとっては必要なんだから。


考えてみると日本の企業の転勤というのは、個人に自分の永続的生活設計を考えるのを許さないことによって、企業への帰属意識を高めるための方法じゃないかと思うんですよね。


ふつうなら、人間は、この土地に住んで何年後に家を建てて、何年後に子供が学校へ行って、というふうに考えるわけでしょう。


ところが考える間もなく転勤の辞令が出て、それを二、三回やられたら、もうだれも自分の人生を考える気力を失ないますよね。


企業の都合のいいようにシステムができています。


WS・・・・・いま、とくに大きな会社で働いている人たちは、雇ってもらっている意識で働いているからね。


働いてやっているという意識はない。


この雇ってもらっている意識があるから、どんな命令でも従うわけです。


ほんとうはちゃんと交換条件があって、能力のある人は能力を提供して、体力のある人は体力を提供して、忍耐力を持っている人は忍耐力を提供する。


ちゃんと何かを提供しているでしょ。


それでお金をもらっています。


ところが何かを提供して、その引き替えにお金をもらっているという発想がありません。

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