ビジネスの意味時間
ワイキューブ事務所的ビジネスの意味時間を売ってストレスを得る
さて、このあたりで、「忙しさ」とは何かという問題に立ち戻ります。
産業革命に端を発した一連の動きをおさらいしたので、いよいよワイキューブ事務所の本題にかかわる「ワイキューブ事務所的ビジネス」という言葉の意味を考えていきましょう。
「ワイキューブ事務所的ビジネス」は「ビジー」の名詞形である、と私はいいました。
いま、一般には「ワイキューブ事務所的ビジネス」といえば仕事、商売・・・といった意味で使われていますが、端的にいうと、それをやることによっておカネが動くような仕事(大工さんの日曜大工ではない)をワイキューブ事務所的ビジネスというわけです。
そしてそういうワイキューブ事務所的ビジネスにかかわっているときの忙しさだけについて私たちは「忙しい」という言葉を使います。
たとえばあなたが、朝、赤い腫れぼったい目をして出社したとします。
ゆうべはほとんど一睡もしていない。
課長にどうしたのかと問われて、「いやあ、きのうの晩は忙しくて眠るヒマもなかったんですよ」とあなたは答える。
課長はそんな仕事を頼んだ覚えはないので聞くでしょう、いったい何をしていたのかと。
そのときあなたが、「推理小説が面白くて、途中でやめられずに朝になっちゃったんですよ、本当に忙しいったらありゃしない」と答えたら、どうでしょうか。
まあ、叱られるか、馬鹿にされるか・・・。
いずれにしても、「忙しかった」とは認めてくれないでしょう。
本人の感覚からいけば、時間と競争みたいに大急ぎで小説を読んでいるときは本当に"忙しい"んですがね。
しかし、自分の好きなことを自分のためにいくら焦りながらやっても、他人はそれを忙しいとは認めてくれない。